物件の運用が手間になる
不動産投資を行う際に気を付けなければいけないのは、物件の運用についてです。 家賃の回収、退去時のクリーニング……不動産会社の協力を得てやっている大家さんも多いですが、不動産の運営以外にも仕事をしていて手間を掛けたくないという場合は「サブリース」の活用をお勧めします。 サブリースは元々、又貸しのことを指す言葉だったのですが、現在では不動産運営を専門家に一括借上げで任せきりにし、毎月の定期的な家賃収入を得るために利用するシステムのことを指す言葉として使われています。 このサブリースのメリットは、「空室があっても家賃収入が保証される」という点や「物件管理の手間をマスターリース(不動産会社がオーナーから物件を一括借上げすること)先の不動産会社に全て委任出来る」という点などがあげられ、この2点が初心者の方にとって特に魅力的な部分だと思います。 また、入居者が家賃を滞納している場合、初心者だとなかなか催促するというのはハードルが高いものですが、こういったトラブルの対応も任せることが出来るのがいいところです。 反対にデメリットというのは、「礼金や敷金は手元に入ってこない」という点と「家賃の決定権はサブリースを任せる不動産会社にある」という点です。 家賃の設定を自分で出来ず、自分が受け取る金額から2割前後の上乗せをした額で設定されますので多少は損をすることになります。 こういったものがあるのですが、このサブリースというものに対応してくれる不動産会社は相当数ありますので、一言でサブリースといっても条件の設定の仕方は各会社で変わってきます。 リフォーム代も含まれているのか、どのくらいの期間対応してくれるのか等の点は確認しておいた方がよいでしょう。 また、契約期間が切れる度に契約内容を更新することになりますが、その都度毎月の収入となる家賃の見直しがされることもよくあります。 ただ、サブリースに対応しているかどうかだけでなく、その内容まで掘り下げてみていくようにしていくとよいでしょう。